医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
眼の屈折異常(近視・遠視・乱視)と調節異常(老視)は、網膜上にピントが合わない状態である。CBTや国試では、近視には凹レンズ、遠視・老視には凸レンズを用いて矯正する点や、それぞれの病態生理が頻出である。
視力低下(近視は遠見視力低下、老視は近見視力低下)
眼精疲労、眼痛、頭痛、肩こり(特に遠視や老視で顕著)
老視:手元の文字が見えにくく、本を遠ざけて読むようになる。
初期評価
視力低下や眼精疲労の訴えから疑う。
検査
「オートレフラクトメータ(他覚的屈折検査)」で近視・遠視・乱視の度数を測定し、「自覚的屈折検査(視力検査)」でレンズを用いて最高視力が出る度数(完全屈折矯正値)を決定する。老視に対しては近距離視力検査を行う。
初期対応・根本治療
【近視】:眼鏡やコンタクトレンズ(凹レンズ)による矯正。
【遠視】:眼鏡やコンタクトレンズ(凸レンズ)による矯正。
【老視】:近用眼鏡(老眼鏡:凸レンズ)や遠近両用レンズによる矯正。
※近視・乱視に対しては、エキシマレーザーを用いて角膜を削り屈折力を変える屈折矯正手術(LASIKなど)が行われることもある。
病態
【近視】:眼軸長(眼球の奥行き)が長すぎるか、角膜・水晶体の屈折力が強すぎるため、網膜の「手前」でピントが合う状態。近くは見えるが遠くがぼやける。
【遠視】:眼軸長が短すぎるか、屈折力が弱すぎるため、網膜の「後ろ」でピントが合う状態。遠くも近くもピントを合わせるために過剰な調節力が必要となり、眼精疲労の原因となる。
【老視(老眼)】:加齢により水晶体の弾力性が低下し、毛様体筋による「調節力」が衰えることで、近くのものにピントが合わせられなくなる状態(屈折異常ではなく調節異常)。
試験での重要ポイント
矯正に用いるレンズの種類が超定番である。『近視=凹レンズ』、『遠視=凸レンズ』、『老視=凸レンズ』を用いて網膜上にピントを移動させる。
覚え方・コツ
「近視は手前でクロスするから、凹レンズで広げて後ろに伸ばす!遠視と老視は後ろに突き抜けるから、凸レンズで集めて手前に戻す!」
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抗リン脂質抗体症候群(APS)は、自己抗体である抗リン脂質抗体が陽性となり、動静脈の血栓症や習慣流産(不育症)を引き起こす自己免疫疾患である。体内で血栓ができやすいにもかかわらず、検査(in vitro)ではAPTTが延長するのが特徴的な引っかけである。
脊柱管狭窄症は、加齢に伴う骨や靱帯の変形により脊柱管が狭くなり、中の馬尾神経や神経根が慢性的に圧迫される疾患である。高齢者に多く、歩行により下肢痛・しびれが出現し、休むと改善する「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が特徴的である。
椎間板ヘルニアは、椎体間のクッションである椎間板の髄核が線維輪を突き破って脱出し、脊髄や神経根を圧迫する疾患である。若年〜壮年の男性に多く、腰痛とともに片側の激しい下肢放散痛(坐骨神経痛)やしびれをきたす。
全身性エリテマトーデス(SLE)は、多彩な自己抗体(特に抗dsDNA抗体)が産生され、全身の皮膚、関節、腎臓、中枢神経などに炎症をきたす多臓器疾患である。20〜40代の女性に好発し、Ⅲ型アレルギーによる免疫複合体の沈着(ループス腎炎など)が病態の核心となる。