医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
大脳基底核(特に淡蒼球や黒質)への鉄沈着を伴う神経変性疾患(NBIA)の一種。PANK2遺伝子異常によるPKANが代表的であり、MRIでの「虎の目(Eye of the tiger)」サインが特異的である。
錐体外路症状:ジストニア、筋強剛、舞踏運動
構音障害、嚥下障害
認知機能低下、網膜色素変性
初期評価
小児〜若年者の進行性ジストニアから疑う。
検査
頭部MRI(T2強調画像)で『Eye of the tiger sign』を確認する。確定診断はPANK2などの遺伝子検査。
治療
根治治療はなく、ジストニアに対するバクロフェンや抗コリン薬、重症例への脳深部刺激療法(DBS)などの対症療法を行う。
病態
※過去に「ハラーヴォルデン・スパッツ症候群」と呼ばれていたが、現在は「脳内鉄沈着を伴う神経変性症(NBIA)」または原因遺伝子に基づく「パントテン酸キナーゼ関連神経変性症(PKAN)」と呼ばれることが多い。
試験・臨床での重要ポイント
学童期頃から発症する進行性の『ジストニア』や筋強剛などの錐体外路症状が特徴。T2強調MRIで淡蒼球の周辺部が鉄沈着で黒く(低信号)、中心部が壊死等で白く(高信号)抜ける『Eye of the tiger sign(虎の目サイン)』が絶対暗記キーワードである。
ここで読んだ内容を、AIや関連コンテンツでそのまま深掘りできます。
CIDPは、自己免疫学的機序により、末梢神経のミエリン鞘(髄鞘)が慢性的に破壊(脱髄)される疾患。ギラン・バレー症候群(GBS)と類似の病態だが、2ヶ月以上かけて進行、または再発と寛解を繰り返す点で異なる。ステロイドが第一選択となる。
神経線維腫症1型(von Recklinghausen病:レックリングハウゼン病)は、第17染色体にあるがん抑制遺伝子(NF1遺伝子)の変異によって生じる常染色体顕性(優性)遺伝疾患。カフェ・オ・レ斑と多発する神経線維腫を特徴とし、全身の多彩な合併症を伴う。
三叉神経痛は、顔面の感覚を司る三叉神経(第V脳神経)が、脳幹からの出口付近で血管(主に上小脳動脈)に圧迫されることで、顔面に突発的で激しい「電撃痛」を繰り返す疾患。抗てんかん薬であるカルバマゼピンが特効薬となる。
ビタミンB1(チアミン)の欠乏により、糖代謝が障害されてATPが産生できなくなり、末梢神経障害や心不全、中枢神経障害をきたす疾患。心不全を伴う「湿性脚気」、末梢神経障害主体の「乾性脚気」、そしてアルコール依存症等に合併する中枢神経障害「Wernicke(ウェルニッケ)脳症」が有名。