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パニック障害は、突然の激しい動悸・息苦しさ・死の恐怖(パニック発作)を繰り返し、「また発作が起きるのではないか」という予期不安から外出などが困難になる(広場恐怖)不安症である。過換気症候群を合併しやすく、治療には発作時のベンゾジアゼピン系と、予防のSSRIが頻出である。
パニック発作(突然の動悸、発汗、息苦しさ、窒息感、胸痛、めまい、死の恐怖、狂ってしまう恐怖。通常数分でピークに達し、数十分で軽快する)
予期不安(発作の再発を強く恐れる)
広場恐怖(逃げ場のない状況や助けが得られない場所を回避する)
初期評価
突然のパニック発作のエピソードと予期不安から疑う。心筋梗塞や不整脈などの器質的疾患を除外することが必須である(心電図、血液検査)。
鑑別
身体疾患(甲状腺機能亢進症、不整脈、喘息)、他の精神疾患(うつ病、社交不安症などでのパニック発作)。
治療
①薬物療法:発作を予防するベース治療として「SSRI」を継続内服する。発作が起きた際や頓服として、即効性のある「ベンゾジアゼピン系抗不安薬(アルプラゾラムなど)」を使用する。
②精神療法:パニック発作で死ぬことはないという「心理教育」と、広場恐怖に対して少しずつ苦手な状況に慣れさせる「曝露療法(認知行動療法)」を行う。
病態
脳内の不安・恐怖に関わる神経回路(扁桃体など)の過敏性が原因とされる。身体的異常(心疾患など)はない。
試験での重要ポイント
何の前触れもなく突然起こる『パニック発作(動悸、呼吸困難、死の恐怖など)』と、それが「また起きるのでは」と恐れる『予期不安』、そして「発作が起きた時に逃げ出せない場所(電車、バス、美容院など)」を避けるようになる『広場恐怖』の3つが連鎖する病態が超頻出。
発作時には息を吸いすぎて『過換気症候群(呼吸性アルカローシス・テタニー)』を併発しやすい。発作自体は10〜30分程度で自然軽快するため命に関わることはない。予防薬は『SSRI』、頓服(発作時)は『ベンゾジアゼピン系抗不安薬』。
覚え方・コツ
「パニック障害の3連コンボ!①突然の死の恐怖(パニック発作)→②また起きたらどうしよう(予期不安)→③電車に乗れない(広場恐怖)。過換気になりやすい。発作の火消しはベンゾ(抗不安薬)、根本予防はSSRIと認知行動療法!」
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