最終更新日: 2026年7月14日
レボドパは血液脳関門を通過して脳内でドパミンへ変換される抗Parkinson病薬である。運動症状への効果が強く、通常は末梢性脱炭酸酵素阻害薬と併用する。
ドパストン
抗Parkinson病薬
ドパミンの前駆体であり、大型中性アミノ酸トランスポーターを介して血液脳関門を通過する。線条体の芳香族L-アミノ酸脱炭酸酵素によりドパミンへ変換され、D1およびD2受容体を介して大脳基底核回路を調節する。末梢でもドパミンへ変換されるため、通常はカルビドパまたはベンセラジドと併用する。
Parkinson病およびParkinson症候群の無動、筋強剛、振戦などに用いる。運動症状への改善効果が最も強く、高齢者や日常生活障害が明らかな患者で治療の中心となる。長期治療ではwearing-offやジスキネジーに応じて投与回数や併用薬を調整する。
悪心、嘔吐、食欲低下、起立性低血圧、不整脈、眠気、幻覚、妄想を起こす。長期使用ではwearing-off、on-off現象、ピークドーズジスキネジーが問題となる。急な減量・中止により悪性症候群様症状を生じ得る。
高タンパク食や鉄剤は腸管吸収および血液脳関門通過を競合的に低下させる。非選択的MAO阻害薬との併用では高血圧を起こす可能性がある。ドパミン受容体遮断薬である抗精神病薬やメトクロプラミドは効果を減弱させる。
閉塞隅角緑内障、本剤の成分に対する過敏症の既往がある患者には投与しない。非選択的MAO阻害薬との併用は高血圧などの危険があるため避け、切り替え時には必要な休薬期間を設ける。
ドパミン自体は血液脳関門を通過しないが、レボドパは通過できる。末梢性脱炭酸酵素阻害薬を併用すると脳への移行量が増え、悪心や不整脈が減少する。長期合併症はwearing-off、on-off現象、ジスキネジーである。高タンパク食との競合と急な中止による悪性症候群が問われる。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。