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大理石骨病は、破骨細胞の機能不全により古い骨が吸収されず、骨密度が異常に高くなる遺伝性疾患である。骨は硬く(X線で白く)見えるが、内部の構造が破綻しているため非常に脆く骨折しやすい。造血障害や脳神経圧迫が問題となる。
病的骨折(軽微な外力で骨折する)
造血障害(貧血、出血傾向、易感染性)
肝脾腫(髄外造血による代償)
脳神経症状(視力障害、感音難聴、顔面神経麻痺など)
歯牙萌出遅延、う歯
初期評価
小児期の反復する骨折や、貧血・肝脾腫から疑う。
検査
全身のX線検査で「びまん性の骨硬化像(真っ白に写る)」「骨内骨(bone-in-bone appearance)」「長管骨のフラスコ様変形」を確認する。血液検査で貧血、低カルシウム血症(時にテタニーを伴う)などを評価する。
治療方針
重症型(乳児悪性型)に対しては、正常な破骨細胞(単球・マクロファージ系由来)を定着させるための『造血幹細胞移植』が唯一の根治的治療となる。骨折に対する整形外科的治療、貧血への輸血、低カルシウム血症の補正など対症療法を並行する。
病態
破骨細胞の機能異常(炭酸脱水酵素II型の欠損など)により、骨吸収が障害される。骨形成は正常なため、骨髄腔まで骨で埋め尽くされてしまう。
試験での重要ポイント
骨密度が上がるのに『病的骨折を繰り返す(チョークのように脆い)』というパラドックスが頻出。骨髄腔が狭小化するため、骨髄での造血ができなくなり『髄外造血(肝脾腫)』と『重症貧血』をきたす。また、頭蓋骨の骨孔が狭くなるため、視神経や聴神経が圧迫され『視力障害・難聴』を生じる。X線画像での『骨内骨(bone-in-bone)』や全身の著明な骨硬化像が特徴。
覚え方・コツ
「大理石骨病は、破骨細胞がサボるから骨が石のように詰まる!X線では真っ白(高密度)だが、実はチョークみたいにポキポキ折れる。骨髄が潰れるから血が作れず貧血&肝脾腫。神経の通り道も狭くなって目や耳がやられる!」
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抗リン脂質抗体症候群(APS)は、自己抗体である抗リン脂質抗体が陽性となり、動静脈の血栓症や習慣流産(不育症)を引き起こす自己免疫疾患である。体内で血栓ができやすいにもかかわらず、検査(in vitro)ではAPTTが延長するのが特徴的な引っかけである。
脊柱管狭窄症は、加齢に伴う骨や靱帯の変形により脊柱管が狭くなり、中の馬尾神経や神経根が慢性的に圧迫される疾患である。高齢者に多く、歩行により下肢痛・しびれが出現し、休むと改善する「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」が特徴的である。
椎間板ヘルニアは、椎体間のクッションである椎間板の髄核が線維輪を突き破って脱出し、脊髄や神経根を圧迫する疾患である。若年〜壮年の男性に多く、腰痛とともに片側の激しい下肢放散痛(坐骨神経痛)やしびれをきたす。
全身性エリテマトーデス(SLE)は、多彩な自己抗体(特に抗dsDNA抗体)が産生され、全身の皮膚、関節、腎臓、中枢神経などに炎症をきたす多臓器疾患である。20〜40代の女性に好発し、Ⅲ型アレルギーによる免疫複合体の沈着(ループス腎炎など)が病態の核心となる。