肝細胞、心筋、骨格筋などに存在する酵素を測定し、肝細胞障害や筋障害を評価するが、臓器特異性はALTより低い。
血液検査
血清中のAST活性を測定し、肝細胞、心筋、骨格筋などからの酵素逸脱を評価する。肝障害ではALT、ALP、ビリルビンと組み合わせ、筋障害ではCKなどと併用する。
成人では概ね10〜40 U/Lが代表的な目安である。測定法、温度条件、施設、性別で異なるため、各施設の基準範囲を用いる。
高値は急性肝炎、虚血性肝障害、アルコール関連肝障害、心筋障害、横紋筋融解、溶血などでみられる。ASTは赤血球や筋にも含まれるため、採血時溶血や激しい運動でも上昇し得る。ALT、CK、LDH、γ-GTP、病歴を併せて由来臓器を判断する。
ASTは肝臓だけでなく心筋、骨格筋、赤血球にも存在する。AST優位ではアルコール関連肝障害や筋障害を考えるが、比率だけで診断しない。溶血検体では偽高値となり得る。肝障害の評価ではALT、ALP、ビリルビン、凝固能を組み合わせる。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。