主に肝・胆道系に存在する膜結合酵素を測定し、胆汁うっ滞、アルコール摂取、薬剤による酵素誘導などを評価する検査である。
血液検査
血清中のγ-GTP活性を測定し、胆汁うっ滞、胆道閉塞、アルコール関連肝障害、薬剤による酵素誘導を評価する。ALP高値の由来が肝胆道系か骨かを判別する補助にも用いる。
成人の代表的な共用基準範囲は男性13〜64 U/L、女性9〜32 U/Lであるが、測定法、施設、年齢、飲酒習慣によって異なる。([JAMT][1])
高値は胆道閉塞、胆汁うっ滞、アルコール関連肝障害、脂肪性肝疾患、薬剤性酵素誘導などでみられる。ALPとともに上昇すれば肝胆道由来を支持するが、飲酒や抗てんかん薬などでも上昇する。単独高値だけでアルコール性と断定せず、AST、ALT、ALP、ビリルビン、画像所見を確認する。
γ-GTPは胆汁うっ滞とアルコール摂取で上昇しやすい。ALP高値でγ-GTPも高ければ肝胆道由来を考え、γ-GTP正常なら骨由来を検討する。飲酒や酵素誘導薬でも上昇するため疾患特異的ではない。胆道閉塞が疑われる場合は腹部超音波などの画像検査へ進む。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。