採血時点の血液中ブドウ糖濃度を測定し、糖尿病、低血糖、急性代謝異常の診断と治療経過の評価に用いる。
血液検査
空腹時血糖の代表的な基準範囲は約73〜109 mg/dLである。随時血糖には食事条件を統一した基準範囲を設定しにくい。検体種、採血条件、施設で異なる。
血漿または血清中のブドウ糖濃度を測定し、高血糖、低血糖、糖尿病、糖尿病性ケトアシドーシスなどを評価する。採血時刻と食事条件により空腹時、随時、負荷後血糖に区別する。
高値は糖尿病、ストレス、感染、ステロイド投与、内分泌疾患などでみられる。低値は糖尿病治療薬、インスリノーマ、副腎不全、重症肝障害、敗血症などを考える。採血後に血球の解糖が進むと偽低値となるため、速やかな分離または解糖阻止剤入り採血管を用いる。
血糖は採血時点の値であり、食事、運動、ストレス、薬剤の影響を受ける。糖尿病型の判定値と健常者の基準範囲を混同しない。随時血糖200 mg/dL以上は糖尿病型だが、原則として診断確定には再検査やHbA1cなどを組み合わせる。低血糖症状時は採血を治療より不必要に優先しない。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。