内因性インスリンと等モルで分泌されるCペプチドを測定し、インスリン治療中でも膵β細胞の残存分泌能を評価できる検査である。
血液検査
空腹時血清Cペプチドは概ね0.6〜2.0 ng/mL程度が代表的な目安であるが、測定法、血糖値、腎機能、採血時刻で異なる。随時値や負荷後値では同時血糖を確認し、尿中Cペプチドは蓄尿条件と腎機能を考慮する。
プロインスリンがインスリンへ変換される際に等モルで生じるCペプチドを血清または尿で測定し、内因性インスリン分泌能を評価する。外因性インスリン製剤には通常含まれないため、インスリン治療中の膵β細胞機能や低血糖の原因鑑別に有用である。
低値は1型糖尿病、膵全摘後、進行した膵β細胞機能低下などを示唆する。高値はインスリン抵抗性、インスリノーマ、スルホニル尿素薬使用、腎機能低下などでみられる。低血糖時にインスリン高値かつCペプチド低値なら外因性インスリン、両者高値なら内因性過剰分泌や分泌促進薬を考える。
Cペプチドは内因性インスリン分泌の指標であり、インスリン注射の影響を受けにくい。1型糖尿病では低値となりやすい。腎臓で代謝・排泄されるため腎不全では高値となり、分泌能を過大評価し得る。低血糖の鑑別ではインスリン、Cペプチド、プロインスリン、スルホニル尿素薬を同時に確認する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。