主に肝臓で合成される血清コリンエステラーゼ活性を測定し、肝合成能、栄養状態、有機リン中毒などを評価する。
血液検査
成人では測定法により大きく異なり、概ね200〜450 U/L程度を用いる施設がある。性別、試薬、測定法による差が大きいため、検査報告書の基準範囲を用いる。
血清中のブチリルコリンエステラーゼ活性を測定し、肝臓の蛋白合成能、栄養状態、有機リン・カーバメート中毒、遺伝的酵素異常を評価する。
低値は肝硬変、重症肝障害、低栄養、悪性腫瘍、有機リン中毒、遺伝性低コリンエステラーゼ血症などでみられる。高値は脂肪性肝疾患、肥満、糖尿病、ネフローゼ症候群などでみられる。急性有機リン中毒では臨床症状と赤血球アセチルコリンエステラーゼも参考にする。
血清ChEは肝臓で合成されるため、肝硬変や低栄養で低下する。ASTやALTが細胞障害を示すのに対し、ChE低下は合成能低下を反映する。有機リン中毒では縮瞳、分泌亢進、徐脈などとともに低下する。遺伝的低活性ではスキサメトニウム作用が遷延し得る。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。