心筋に比較的多いCK-MBを測定し、心筋壊死を評価する検査であるが、現在は高感度心筋トロポニンが中心となっている。
血液検査
CK-MB蛋白量では概ね5 ng/mL以下、総CKに占めるCK-MB比では概ね5%未満を目安とすることがあるが、測定法と施設で異なる。診断には測定系固有の基準上限を用いる。
血清中のCK-MB活性または蛋白量を測定し、心筋細胞壊死を評価する。急性心筋梗塞の補助診断や、比較的早く正常化する性質を利用した再梗塞の評価に用いられることがある。
上昇は急性心筋梗塞、心筋炎、心臓手術後などでみられるが、広範な骨格筋障害、横紋筋融解、腎機能低下でも上昇し得る。発症後数時間で上昇し、約1〜3日で正常化する。急性冠症候群では心電図と高感度トロポニンを優先し、CK-MB単独で診断しない。
CK-MBは心筋に比較的多いが完全な心筋特異的マーカーではない。現在の急性心筋梗塞診断では高感度トロポニンが第一選択である。CK-MBはトロポニンより早く正常化するため再梗塞の補助となる場合がある。総CK高値時はCK-MB比も確認し、骨格筋由来の上昇を鑑別する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。