膵臓と唾液腺から分泌されるデンプン分解酵素を測定し、急性膵炎、唾液腺疾患、マクロアミラーゼ血症などを評価する。
血液検査
成人では概ね40〜120 U/L程度が代表的な基準範囲であるが、測定法、施設、年齢で異なる。急性膵炎における基準上限の3倍以上という値は診断項目の一つであり、正常基準範囲とは区別する。
血清中の膵型および唾液腺型アミラーゼ活性を測定し、急性膵炎、膵管閉塞、唾液腺炎などを評価する。原因臓器が不明な場合はアミラーゼアイソザイム、リパーゼ、画像検査を追加する。
高値は急性膵炎、膵管閉塞、耳下腺炎、腎機能低下、消化管穿孔、腸閉塞、マクロアミラーゼ血症などでみられる。急性膵炎でも発症早期や受診が遅い場合、高トリグリセリド血症では上昇が乏しいことがある。持続高値で尿中アミラーゼが低ければマクロアミラーゼ血症を考える。
アミラーゼは膵臓だけでなく唾液腺にも由来するため、膵特異性はリパーゼより低い。急性膵炎は特徴的腹痛、膵酵素上昇、画像所見のうち複数を満たして診断し、アミラーゼ単独では確定しない。膵炎では早期に上昇するが比較的早く正常化する。腎不全でも排泄低下により上昇する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。