胆管上皮や骨芽細胞などに由来する酵素活性を測定し、胆汁うっ滞と骨代謝亢進を中心に評価する検査である。
血液検査
IFCC法では成人で概ね38〜113 U/L程度が代表的な目安であるが、施設、測定法、年齢、性別で異なる。成長期小児、妊娠後期では生理的に高値となり得る。
血清中のALP活性を測定し、胆汁うっ滞、胆道閉塞、骨形成亢進、骨疾患などを評価する。由来臓器の判定にはγ-GTP、ビリルビン、Ca、P、画像検査、ALPアイソザイムを組み合わせる。
高値は胆汁うっ滞、胆道閉塞、原発性胆汁性胆管炎、骨折治癒、Paget病、骨転移、成長期、妊娠などでみられる。γ-GTPも高ければ肝胆道由来を支持し、γ-GTP正常で骨代謝所見を伴えば骨由来を考える。低値では低栄養、亜鉛欠乏、低ホスファターゼ症などを検討する。
ALP高値では肝胆道由来と骨由来を区別する。γ-GTP上昇を伴えば胆汁うっ滞を考え、骨疾患ではγ-GTPが上がらないことが多い。成長期小児と妊娠では生理的高値がある。日本では測定法の変更により旧JSCC法と現行IFCC法で基準値が大きく異なるため、数値の比較では測定法を確認する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。