肝細胞で抱合された水溶性ビリルビンを主に反映し、肝細胞から胆汁への排泄障害や胆道閉塞の評価に用いる。
血液検査
成人では概ね0.0〜0.3 mg/dLが代表的な目安であるが、測定法により抱合ビリルビン以外の成分も含まれ、施設差がある。
血清中のジアゾ試薬に直接反応するビリルビン分画を測定し、抱合後の胆汁排泄障害、肝細胞障害、胆道閉塞を評価する。総ビリルビンと併せて黄疸を分類する。
高値は肝炎、肝硬変、薬物性肝障害、肝内胆汁うっ滞、総胆管結石、胆道腫瘍などでみられる。水溶性のため血中増加時には尿ビリルビン陽性となり得る。ALP、γ-GTP、腹部超音波を組み合わせて肝細胞障害と閉塞を鑑別する。
直接ビリルビンは主に抱合型を反映し、水溶性で尿中に排泄される。閉塞性黄疸では直接型優位、ALP高値、γ-GTP高値、尿ビリルビン陽性が典型である。完全閉塞では腸管へのビリルビン排泄が減り、尿ウロビリノゲンが低下する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。