末梢血中の赤血球、白血球、血小板と赤血球指数を同時に評価する基本検査で、貧血、感染症、血液疾患、出血傾向の初期評価に用いる。
血液検査
各構成項目の基準範囲は年齢、性別、妊娠、施設、測定機器で異なる。代表例として、白血球数約3,300〜8,600/μL、血小板数約15〜35×10^4/μLが用いられるが、必ず各施設の基準範囲で判定する。
EDTA加全血を用いて赤血球数、白血球数、血小板数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球指数などを測定する。貧血、感染・炎症、骨髄抑制、白血病、出血傾向のスクリーニングと経過観察における第一選択の基本検査である。
単一項目だけでなく複数項目の組合せを読む。ヘモグロビン低下時はMCVと網赤血球数で貧血を分類し、白血球異常時は白血球分画と末梢血塗抹標本を確認する。血小板減少ではEDTA依存性偽性血小板減少を除外する。輸液、脱水、出血、輸血、採血凝固は結果に影響する。
血算は貧血、感染症、骨髄障害を同時に拾う基本検査である。貧血はヘモグロビンで判断し、MCVで小球性・正球性・大球性に分ける。白血球数だけで感染症を断定せず分画を確認する。血小板のみ低値なら採血管内凝集による偽低値も考える。異常細胞や形態異常が疑われる場合は末梢血塗抹標本へ進む。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。