一定量の末梢血に含まれる赤血球数を測定し、貧血や赤血球増加症を評価するが、ヘモグロビンや赤血球指数と併せて解釈する。
血液検査
成人男性約430〜570×10^4/μL、成人女性約380〜500×10^4/μLが代表的な目安である。年齢、性別、妊娠、高地居住、施設、測定機器によって異なる。
EDTA加全血中の赤血球個数を自動血球計数装置で測定し、貧血、赤血球増加症、脱水や循環血漿量変化を評価する。ヘモグロビン、ヘマトクリット、MCVと組み合わせて病態を判断する。
低値は貧血、出血、溶血、造血低下、希釈でみられる。高値は真性赤血球増加症、慢性低酸素血症、エリスロポエチン産生増加、脱水などでみられる。小球性貧血では赤血球数が比較的保たれることがあり、赤血球数だけで貧血の重症度は判断しない。
貧血の診断は赤血球数ではなく主にヘモグロビン低下で判断する。脱水では相対的高値、輸液や妊娠では希釈性低値となる。サラセミアではMCVが低い割に赤血球数が保たれることがある。高値では酸素飽和度、エリスロポエチン、JAK2変異などを病態に応じて確認する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。