血液全体に占める赤血球容積の割合を示し、貧血、赤血球増加、脱水や輸液による血液濃縮・希釈の評価に用いる。
血液検査
成人男性約40〜52%、成人女性約34〜45%が代表的な目安である。年齢、性別、妊娠、体液量、施設、測定機器で異なる。
EDTA加全血における赤血球容積の割合を測定し、貧血、赤血球増加症、脱水、輸液後の希釈状態を評価する。現在は赤血球数とMCVから算出されることが多い。
低値は貧血、出血後の希釈、妊娠、過剰輸液などでみられる。高値は脱水、慢性低酸素血症、赤血球増加症などを示唆する。体液量の影響を強く受けるため、ヘモグロビン、赤血球数、臨床的な脱水所見と併せて判断する。
ヘマトクリットは赤血球量だけでなく血漿量の影響を受ける。脱水では上昇し、輸液や妊娠では低下しやすい。概算ではヘマトクリットはヘモグロビンの約3倍となるが、異常血球や測定誤差がある場合は一致しない。貧血の分類にはMCVを用いる。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。