全身の多くの組織に存在する細胞内酵素を測定し、溶血、組織壊死、肝障害、悪性腫瘍などの細胞障害を非特異的に評価する。
血液検査
IFCC法では成人で概ね120〜220 U/L程度が代表的な目安であるが、測定法変更の影響が大きく、施設の基準範囲を必ず用いる。
血清中のLDH活性を測定し、細胞障害、組織壊死、溶血、肝疾患、悪性腫瘍などを評価する。臓器特異性が低いため、他の検査や必要に応じてアイソザイムと組み合わせる。
高値は溶血性貧血、肝障害、心筋・骨格筋障害、悪性腫瘍、肺梗塞、組織壊死などでみられる。赤血球内濃度が高いため採血時溶血で偽高値となりやすい。溶血では間接ビリルビン、ハプトグロビン、網赤血球と併せて評価する。
LDHは全身に広く分布し、単独では障害臓器を特定できない。溶血検体で偽高値となる。溶血性貧血ではLDH上昇、間接ビリルビン上昇、ハプトグロビン低下、網赤血球増加が典型である。測定法によって基準範囲が異なる点に注意する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。