骨髄から放出された幼若赤血球を測定し、貧血に対する骨髄の造血反応が保たれているかを評価する検査である。
血液検査
成人では約0.5〜2.0%、絶対数約2.5〜10万/μLが代表的な目安である。測定法、年齢、施設で異なり、貧血時は補正網赤血球率や網赤血球産生指数を用いる。
末梢血中のRNAを残す幼若赤血球を測定し、骨髄の赤血球産生能と貧血に対する反応を評価する。貧血を産生低下と喪失・破壊亢進に分ける際に重要である。
増加は溶血、出血後、鉄・ビタミン補充後、骨髄回復期などでみられる。減少または不十分な増加は再生不良性貧血、腎性貧血、骨髄浸潤、造血材料欠乏などを示唆する。割合だけでは貧血の程度に影響されるため、絶対数や補正値を確認する。
貧血で網赤血球が増えていれば末梢での喪失や破壊、増えなければ骨髄産生低下を考える。溶血ではLDH上昇、間接ビリルビン上昇、ハプトグロビン低下と組み合わせる。治療後の網赤血球増加は造血反応を示す。重度貧血では単純な割合ではなく補正網赤血球率や産生指数を用いる。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。