骨格筋、心筋、脳などに存在する酵素活性を測定し、筋細胞障害、横紋筋融解症、心筋障害などを評価する検査である。
血液検査
成人では男性約60〜250 U/L、女性約40〜150 U/L程度を基準とする施設があるが、測定法、性別、筋肉量、人種、運動習慣で大きく異なる。必ず施設基準を用いる。
血清中のCK活性を測定し、骨格筋や心筋の細胞膜障害を評価する。横紋筋融解症、炎症性筋疾患、筋ジストロフィー、薬剤性筋障害、痙攣後などの診断補助と経過観察に用いる。
高値は横紋筋融解症、筋炎、筋ジストロフィー、外傷、痙攣、長時間の圧迫、激しい運動、筋肉注射、スタチンなどによる薬剤性筋障害でみられる。横紋筋融解症では腎障害や高K血症を伴い得るため、クレアチニン、K、尿所見、尿量を確認する。低値の臨床的意義は一般に小さい。
CKは骨格筋障害の代表的な逸脱酵素である。激しい運動、筋肉注射、痙攣でも上昇するため採血前状況を確認する。横紋筋融解症では著明高値、ミオグロビン尿、高K血症、急性腎障害を認め得る。心筋梗塞の診断ではCKより心筋トロポニンが優先される。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。