低アルブミン血症による総カルシウムの見かけ上の低下を補正し、実際のカルシウム状態を推定する計算値である。
血液検査
代表的には補正Ca(mg/dL)=実測総Ca+4.0-アルブミン(g/dL)を用い、概ね8.8〜10.1 mg/dLを目安とする。補正式と基準範囲は施設により異なる。
血清総Caとアルブミン濃度から、低アルブミン血症による蛋白結合型Ca低下の影響を補正し、カルシウム状態を概算する。独立した測定ではなく計算値である。
低アルブミン血症で総Caが低値の場合に用いるが、重症患者、慢性腎臓病、酸塩基異常、異常蛋白血症では正確性が低い。臨床症状と一致しない場合や重症例ではイオン化Caを直接測定する。
補正Caは検査機器で直接測定する値ではない。低アルブミン血症でのみ補正が必要となることが多い。補正式は概算であり、重症患者や腎不全では信頼性が低下する。テタニー、不整脈、意識障害などがある場合はイオン化Caを優先する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。