肝臓で合成される主要血漿蛋白を測定し、肝合成能、栄養状態、腎・消化管からの蛋白喪失、炎症の影響を評価する。
血液検査
成人では概ね4.0〜5.0 g/dLが代表的な目安である。測定法、施設、年齢、妊娠、体液量で異なる。ブロモクレゾールグリーン法と他法では値に差が出ることがある。
血清中のアルブミン濃度を測定し、肝臓の蛋白合成能、栄養状態、慢性炎症、腎や消化管からの蛋白喪失を評価する。浮腫や腹水の病態把握、補正カルシウム算出にも用いる。
低値は肝硬変、低栄養、炎症、ネフローゼ症候群、蛋白漏出性胃腸症、希釈などでみられる。半減期が比較的長いため急性栄養変化を即時には反映しにくい。高値は多くが脱水による相対的上昇である。原因に応じて尿蛋白、肝機能、炎症反応、便中α1アンチトリプシンなどを検討する。
アルブミンは肝臓で合成され、血漿膠質浸透圧を維持する。低値は浮腫や腹水の原因となる。肝硬変、ネフローゼ症候群、低栄養、炎症を鑑別する。急性炎症では陰性急性期蛋白として低下する。総カルシウムはアルブミン低値で低く見えるため、補正カルシウムまたはイオン化カルシウムを確認する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。