神経筋興奮、心筋電気活動、酵素反応に関与するマグネシウムを測定し、電解質異常や不整脈を評価する。
血液検査
成人では概ね1.8〜2.4 mg/dLが代表的な基準範囲である。施設と測定法で異なり、血清Mgは体内総Mg量を必ずしも正確に反映しない。
血清中のMg濃度を測定し、腎排泄、消化管吸収、薬剤影響、神経筋症状、不整脈、難治性低K血症・低Ca血症を評価する。
低値は下痢、低栄養、アルコール使用、利尿薬、プロトンポンプ阻害薬、腎性喪失などでみられる。高値は腎不全やMg含有薬剤の過剰投与でみられる。低Mg血症はKやCaの補正を困難にし、QT延長やtorsades de pointesの原因となる。
難治性低K血症や低Ca血症では低Mg血症を疑う。低Mg血症ではPTH分泌と作用が障害され低Ca血症を来す。高Mg血症では腱反射低下、徐脈、呼吸抑制が進行し得る。腎不全患者へのMg含有制酸薬・下剤に注意する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。