血清クレアチニン、年齢、性別などから糸球体濾過量を推算し、慢性腎臓病の重症度分類や薬物療法の参考にする。
血液検査
若年成人では90 mL/min/1.73 m2以上が一般的だが、加齢により低下する。60 mL/min/1.73 m2未満が3か月を超えて持続すれば、他の腎障害所見がなくてもCKDの診断要件を満たす。
血清クレアチニン、年齢、性別から糸球体濾過量を推算し、腎機能低下の検出、CKDのG区分、経過観察に用いる。日本人成人では日本人向け推算式が広く用いられる。
低値は糸球体濾過機能低下を示す。筋肉量が著しく少ない場合はクレアチニン基盤のeGFRが過大評価され、筋肉量が多い場合は過小評価され得る。急性腎障害、妊娠、小児、極端な体格では精度が低下するため、シスタチンCや実測クリアランスを検討する。
eGFRは通常mL/min/1.73 m2で報告され、標準体表面積で補正されている。CKD診断には低値の3か月以上の持続または他の腎障害所見が必要である。薬剤投与量では体表面積未補正値やクレアチニンクリアランスが必要な場合がある。筋肉量が少ない患者では過大評価に注意する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。