全身性細菌感染時に上昇しやすいプロカルシトニンを測定し、敗血症の補助診断や抗菌薬治療判断を支援する検査である。
血液検査
健常者では一般に0.05 ng/mL未満とされることが多いが、測定法で異なる。0.5 ng/mLなどの値は臨床判断に用いるカットオフの一例であり、基準範囲とは区別する。
血清または血漿中のプロカルシトニンを測定し、全身性細菌感染や敗血症の可能性、重症度、治療経過を補助的に評価する。単独で感染源や原因菌を確定する検査ではない。
上昇は全身性細菌感染でみられやすいが、重症外傷、熱傷、大手術後、心原性ショック、腎機能障害などでも上昇する。局所感染や感染早期では低値のことがあり、低値だけで細菌感染を否定できない。培養、画像、臓器障害評価を並行する。
プロカルシトニンは細菌性敗血症で上昇しやすく、ウイルス感染では比較的上がりにくい。感染症に完全に特異的ではなく、手術後や重症外傷でも上昇する。局所感染や早期感染では低値となり得る。敗血症診断は臓器障害と感染の臨床評価で行い、PCT単独では確定しない。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。