細胞内の主要陽イオンであるカリウムの血中濃度を測定し、不整脈や筋力低下につながる電解質異常を評価する。
血液検査
成人では概ね3.6〜4.8 mmol/Lが代表的な基準範囲である。血清と血漿、施設、測定法で異なる。
血清または血漿中のK濃度を測定し、腎排泄、細胞内外移動、消化管喪失、薬剤の影響を評価する。重度異常では致死性不整脈の危険があるため緊急性が高い。
高値は腎不全、低アルドステロン、代謝性アシドーシス、組織崩壊、K保持性薬剤などでみられる。低値は利尿薬、嘔吐・下痢、アルドステロン過剰、インスリン投与、アルカローシスなどでみられる。溶血、強い駆血、握りこぶし運動、著明な血小板増加では偽高値となる。
K異常では心電図を確認する。高K血症ではテント状T波、PR延長、QRS幅増大、低K血症ではT波平低化、ST低下、U波がみられる。溶血検体の偽高値を除外する。高K血症で心電図変化があればカルシウム製剤による心筋膜安定化を優先する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。