細胞外液の主要陽イオンであるナトリウム濃度を測定し、主に体内の水分量と浸透圧調節異常を評価する。
血液検査
成人では概ね138〜145 mmol/Lが代表的な基準範囲である。施設と測定法で異なり、mmol/LとmEq/LはNaでは数値が等しい。
血清または血漿中のNa濃度を測定し、細胞外液の水分バランス、血漿浸透圧、ADH作用、腎での水・Na調節異常を評価する。
低値は水過剰、SIADH、心不全、肝硬変、副腎不全、利尿薬、消化管喪失などでみられる。高値は自由水欠乏、尿崩症、浸透圧利尿、Na過剰投与などを考える。血清浸透圧、尿浸透圧、尿中Na、体液量を組み合わせて鑑別する。
血清Naは体内総Na量よりも水とNaの比を反映する。低Na血症ではまず血清浸透圧を確認し、低張性なら体液量、尿浸透圧、尿中Naで分類する。高血糖では水が細胞外へ移動してNaが低く測定される。慢性低Na血症を急速補正すると浸透圧性脱髄症候群を起こし得る。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。