最終更新日: 2026年7月17日
ジスチグミンは作用持続が長い可逆的コリンエステラーゼ阻害薬である。膀胱排尿筋の収縮を増強し、低緊張性膀胱に伴う排尿困難などに用いられる。
ウブレチド
コリンエステラーゼ阻害薬
アセチルコリンエステラーゼを可逆的に阻害し、神経筋接合部と副交感神経効果器のアセチルコリン濃度を増加させる。膀胱ではM3受容体を介する排尿筋収縮を増強し、排尿を促進する。酵素との結合が持続しやすく、作用時間が長い。血液脳関門はほとんど通過しない。
手術後や神経因性膀胱などに伴う低緊張性膀胱、排尿困難に用いられる。重症筋無力症に使用される場合もある。作用が長いため、症状や残尿量を確認しながら過量投与を避ける。
腹痛、下痢、悪心、流涎、発汗、縮瞳、頻尿、徐脈、気管支分泌増加を起こす。作用が長いため、服用開始後しばらくしてから重篤なコリン作動性クリーゼが出現することがある。呼吸困難、筋力低下、意識障害、著明な徐脈を認めた場合は直ちに中止し、アトロピンなどで対応する。
他のコリン作動薬やコリンエステラーゼ阻害薬との併用で副作用が増強する。β遮断薬、ジゴキシン、非ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬などとの併用では徐脈に注意する。アミノグリコシド系抗菌薬、Mg製剤、筋弛緩薬は神経筋伝達に影響する。
消化管または尿路の機械的閉塞、気管支喘息、著明な徐脈・房室伝導障害、消化性潰瘍、腹膜炎では使用しない。本剤の成分に対する過敏症の既往がある患者にも投与しない。
作用持続が長いコリンエステラーゼ阻害薬で、低緊張性膀胱の排尿困難に用いる。機械的尿路閉塞には使用しない。重篤なコリン作動性クリーゼは投与開始後に遅れて発現することがあり、下痢、発汗、縮瞳、徐脈に続く呼吸筋麻痺を見逃さない。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。