リンパ節腫脹は、リンパ節が通常より大きく触知される身体徴候である。感染症、自己免疫疾患、悪性リンパ腫、転移性腫瘍などで生じる。
身体徴候
感染や炎症ではリンパ球増殖や免疫細胞集積により腫大する。悪性リンパ腫ではリンパ系細胞が腫瘍性増殖し、固形癌では転移細胞が流入して腫脹する。
部位、数、大きさ、圧痛、硬さ、可動性、癒着、左右差を触診する。発熱、寝汗、体重減少、局所感染症状を確認し、全身のリンパ節、肝脾腫、皮膚病変も評価する。
感染性では圧痛、発赤、軟らかさを伴いやすい。悪性リンパ腫は無痛性で弾性硬、転移性癌は硬く固定しやすい。局所性か全身性かで原因を絞る。
無痛性で硬く固定したリンパ節、鎖骨上リンパ節、全身性腫脹、発熱・寝汗・体重減少、急速な増大は悪性疾患を疑い、早期に画像検査や生検を検討する。
Virchowリンパ節は左鎖骨上窩にみられ、腹腔内悪性腫瘍の転移を示唆する。無痛性リンパ節腫脹とB症状では悪性リンパ腫を考える。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。