乏尿は、尿量が著しく減少した状態である。循環血液量低下、急性腎障害、尿路閉塞などで生じる。
身体徴候
腎血流低下、腎実質障害、尿路閉塞により糸球体濾過量または尿排出が低下する。体液量減少ではRAA系やADHが活性化し、水・ナトリウム再吸収が増加する。
時間尿量を正確に測定し、飲水量、出血、嘔吐、薬剤、排尿困難を確認する。血圧、脈拍、浮腫、頸静脈、膀胱膨隆を評価し、腎機能、電解質、尿検査、超音波を行う。
腎前性では脱水や低血圧、腎性では尿沈渣異常、腎後性では膀胱膨隆や水腎症を認める。尿閉では尿産生は保たれていても排出できない。
低血圧、意識障害、高カリウム血症、呼吸困難、急速なクレアチニン上昇を伴う乏尿は急性腎障害やショックを疑い、直ちに評価する。
乏尿は腎前性、腎性、腎後性に分類する。ショック時の乏尿は臓器低灌流の指標であり、高カリウム血症に注意する。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。