「集中治療」の科目に関連する13件の症状・徴候を一覧で確認できます。学習範囲を絞って復習できます。
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Biot呼吸は、呼吸の深さと間隔が不規則となり、予測不能な無呼吸を挟む異常呼吸である。延髄を中心とする呼吸中枢の障害、髄膜炎、頭蓋内圧亢進、薬物中毒などでみられ、呼吸停止へ進行し得る重篤な所見である。
Grey Turner徴候は、側腹部から腰部に出現する青紫色・暗赤色の皮下出血斑である。後腹膜出血が筋膜面を通って皮下へ進展した所見で、重症急性膵炎、後腹膜出血、腹部外傷などを示唆する。
低血圧は、血圧が低く、脳、心臓、腎臓などへの灌流が不足し得る状態である。体質的に無症状のこともあるが、急性発症で意識障害、冷汗、乏尿を伴う場合はショックや重篤な循環不全を示唆する。
低酸素血症は、動脈血中の酸素分圧が低下した状態である。換気血流比不均衡、シャント、拡散障害、低換気、吸入酸素分圧低下などで生じ、重症では臓器障害を引き起こす。
奇脈は、吸気時に収縮期血圧が過度に低下する身体所見である。一般に吸気時の収縮期血圧低下が10mmHgを超える場合を指し、心タンポナーデ、重症喘息・COPD、緊張性気胸などでみられる。名称に反して脈拍が逆転する所見ではない。
板状硬は、腹壁が板のように硬く緊張し、呼吸や患者の意思によっても弛緩しない高度の腹膜刺激所見である。消化管穿孔、汎発性腹膜炎、腹腔内出血などを強く示唆し、緊急外科評価を要する。
気管偏位は、頸部または胸郭内で気管が正中から左右いずれかへ移動した所見である。肺容量が減少する無気肺・線維化では病変側へ、緊張性気胸や大量胸水など胸腔内圧・容積が増大する病態では反対側へ偏位することがある。
無呼吸は、一定時間にわたり呼吸運動または有効な気流が停止した状態である。気道閉塞、中枢性呼吸停止、神経筋障害、心停止、睡眠関連呼吸障害などで生じる。
経皮的酸素飽和度低下は、パルスオキシメータで測定されるSpO2が低下した所見である。低酸素血症を示唆するが、末梢循環不良、体動、マニキュア、異常ヘモグロビンなどによる誤差もある。
羽ばたき振戦は、上肢を伸展し手関節を背屈させた際に、姿勢保持が一過性に途切れて手が不規則に落下・復帰する陰性ミオクローヌスである。肝性脳症、高二酸化炭素血症、尿毒症などの代謝性脳症でみられる。
頸静脈圧上昇は、内頸静脈の拍動上縁が通常より高い位置にみられる身体所見であり、右房圧上昇を反映する。右心不全、体液過剰、心タンポナーデ、収縮性心膜炎、肺高血圧などの評価に重要である。
頻呼吸は、年齢や状況に対して呼吸数が増加した状態である。発熱、低酸素血症、代謝性アシドーシス、肺疾患、心不全、疼痛、不安などでみられ、重症化の早期徴候となる。
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