「神経」の科目に関連する18件の症状・徴候を一覧で確認できます。学習範囲を絞って復習できます。
分類・科目・タグの固定ページから、関連する項目をまとめて確認できます。
Biot呼吸は、呼吸の深さと間隔が不規則となり、予測不能な無呼吸を挟む異常呼吸である。延髄を中心とする呼吸中枢の障害、髄膜炎、頭蓋内圧亢進、薬物中毒などでみられ、呼吸停止へ進行し得る重篤な所見である。
Cheyne–Stokes呼吸は、呼吸の深さが徐々に増大した後、徐々に減少し、無呼吸または低呼吸へ移行する周期性呼吸である。重症心不全、中枢神経障害、高地滞在、中央型睡眠時無呼吸などでみられ、循環遅延と呼吸調節系の不安定化が関与する。
しびれは、ピリピリ感、感覚鈍麻、異常感覚などを含む主観的な感覚異常である。中枢神経、神経根、末梢神経、代謝異常などで生じる。
下垂手は、手関節と手指の伸展ができず、手が掌側へ垂れ下がる所見である。橈骨神経麻痺が代表的原因で、上腕骨骨折、圧迫、鉛中毒、後骨間神経障害などで生じる。
企図振戦は、目標へ向かう随意運動中に出現し、目標へ近づくほど振幅が増大する振戦である。小脳半球または小脳の入出力経路の障害を示唆する。
労作時失神は、運動中または運動に伴って一過性に意識を失う症状である。大動脈弁狭窄症、肥大型心筋症、肺高血圧、重篤な不整脈などが原因となり得るため、反射性失神より先に心原性失神を除外する必要がある。
半側空間無視は、視力や感覚経路が保たれていても、病変と反対側の空間にある刺激へ注意を向けたり反応したりできない高次脳機能障害である。右頭頂葉病変による左半側空間無視が典型的である。
嚥下障害は、食物や液体を口腔から胃へ安全かつ円滑に送れない状態である。脳卒中、神経筋疾患、頭頸部疾患、食道狭窄などで生じ、誤嚥や低栄養につながる。
回転性めまいは、自分または周囲が回転しているように感じる症状である。末梢前庭障害が多いが、脳幹・小脳病変でも生じる。
姿勢時振戦は、上肢を前方へ伸ばすなど、重力に抗して一定姿勢を保持した際に出現または増強する振戦である。本態性振戦、生理的振戦の増強、薬剤性、甲状腺機能亢進症などでみられる。
安静時振戦は、筋が随意的に活動していない安静状態で最も目立ち、動作を始めると軽減する振戦である。Parkinson病の代表的所見で、片側上肢から始まることが多い。
尿閉は、膀胱内に尿が貯留しているにもかかわらず、尿を排出できない、または十分に排出できない状態である。急性尿閉では強い下腹部痛を伴い、慢性尿閉では症状が乏しいまま腎障害や溢流性尿失禁へ進行する。
手袋靴下型感覚障害は、両側の足先から下腿、進行すると手指から前腕へ、手袋や靴下を着けたように左右対称性に広がる感覚障害である。長さ依存性多発ニューロパチーに典型的で、糖尿病が代表原因となる。
構音障害は、言語内容や理解は保たれているにもかかわらず、発声・共鳴・構音・呼吸運動の障害によって発音が不明瞭となる状態である。中枢神経、脳神経、神経筋接合部、筋疾患などで生じる。
猿手は、母指球筋の萎縮と母指対立・外転機能の低下により、母指が手掌と同じ平面に位置する手の変形である。正中神経麻痺、とくに手関節より近位の障害や進行した手根管症候群でみられる。
羽ばたき振戦は、上肢を伸展し手関節を背屈させた際に、姿勢保持が一過性に途切れて手が不規則に落下・復帰する陰性ミオクローヌスである。肝性脳症、高二酸化炭素血症、尿毒症などの代謝性脳症でみられる。
複視は、1つの物体が2つに見える症状である。眼球運動神経障害、外眼筋疾患、神経筋接合部障害、眼窩病変などで生じる。
起立性低血圧は、臥位または座位から立位へ移った際に血圧が持続的に低下する身体所見である。めまい、眼前暗黒感、脱力、失神、転倒を生じ、高齢者、自律神経障害、脱水、薬剤使用者で重要となる。
疾患・概念・薬・検査・症状徴候・病原体を横断して確認できます。