回転性めまいは、自分または周囲が回転しているように感じる症状である。末梢前庭障害が多いが、脳幹・小脳病変でも生じる。
症状
左右前庭系の活動差により、実際にはない回転情報が脳へ伝わる。半規管、前庭神経、前庭神経核、小脳の障害で眼振と姿勢偏倚が生じる。
発作時間、頭位変換との関係、難聴、耳鳴、耳閉感、神経症状を確認する。自発眼振、頭位眼振、Dix-Hallpike試験、head impulse test、歩行を転倒に注意して評価する。
BPPVは頭位変換で短時間誘発される。前庭神経炎は長時間持続し難聴を欠く。メニエール病は難聴、耳鳴、耳閉感を伴う。中枢性では神経症状や強い歩行障害が目立つ。
強い体幹失調、垂直眼振、方向交代性眼振、複視、構音障害、片麻痺、頭痛を伴う場合は脳幹・小脳梗塞を疑い、緊急画像検査を行う。
Dix-Hallpike試験は後半規管型BPPVの診断に用いる。末梢性ではhead impulse test陽性が多いが、中枢性では陰性でも強いめまいを呈することがある。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。