「理学療法学」の科目に関連する22件の症状・徴候を一覧で確認できます。学習範囲を絞って復習できます。
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coarse cracklesは、fine cracklesより低調で持続が長く、粗い断続性副雑音である。中枢寄りの気道内分泌物、気道の開閉、液体貯留により生じ、肺炎、気管支拡張症、COPD、肺水腫などで聴取される。
fine cracklesは、主に吸気終末に聴取される、高調で短く、細かい断続性副雑音である。間質性肺疾患、肺線維症、肺水腫、初期肺炎などでみられ、閉じていた末梢気道や肺胞が吸気時に急に開くことで生じる。
rhonchiは、比較的太い気道の分泌物や不規則な狭窄によって生じる、低調でいびき様の連続性副雑音である。急性・慢性気管支炎、COPD、気管支拡張症、分泌物貯留などでみられ、咳嗽や吸引によって変化しやすい。
しびれは、ピリピリ感、感覚鈍麻、異常感覚などを含む主観的な感覚異常である。中枢神経、神経根、末梢神経、代謝異常などで生じる。
下腿浮腫は、膝より遠位の下肢に間質液が貯留して腫脹した状態である。心不全、静脈うっ滞、深部静脈血栓症、腎疾患、薬剤などで生じる。
企図振戦は、目標へ向かう随意運動中に出現し、目標へ近づくほど振幅が増大する振戦である。小脳半球または小脳の入出力経路の障害を示唆する。
労作時胸痛は、歩行、階段昇降、運動、重い物を持つなど身体活動に伴って出現する胸痛である。安定狭心症が代表的だが、大動脈弁狭窄症、肥大型心筋症、肺高血圧、運動誘発性気管支収縮、筋骨格系疾患でも生じる。
口すぼめ呼吸は、鼻から吸気し、口唇をすぼめて抵抗をかけながらゆっくり呼気する呼吸様式である。COPD、特に肺気腫で自発的にみられ、呼気時の末梢気道虚脱を抑え、呼気時間を延長して動的過膨張や呼吸困難を軽減する。
回転性めまいは、自分または周囲が回転しているように感じる症状である。末梢前庭障害が多いが、脳幹・小脳病変でも生じる。
圧痕性浮腫は、腫脹部を指で圧迫した後にくぼみが残る浮腫である。心不全、腎疾患、静脈うっ滞、低アルブミン血症などでみられる。
声音振盪低下は、発声による胸壁の振動が周囲や対側より弱く触知される身体所見である。胸水、気胸、主気管支閉塞、閉塞性無気肺、肺気腫など、音声振動の発生部位から胸壁までの伝達が遮られる病態を示唆する。
安静時振戦は、筋が随意的に活動していない安静状態で最も目立ち、動作を始めると軽減する振戦である。Parkinson病の代表的所見で、片側上肢から始まることが多い。
心尖拍動偏位は、左室による最外側・最下方の収縮性拍動が通常位置から移動した所見である。左室拡大では左下方へ偏位し、心拡大の身体所見となるが、胸郭変形、横隔膜位置、肺過膨張、縦隔偏位でも位置が変化する。
打診濁音は、胸壁を打診した際に正常肺野の共鳴音より低く、短く、鈍い音を認める所見である。胸水、肺炎、無気肺、腫瘤など、胸壁下の空気量が減少し液体や実質組織の割合が増えた場合に生じる。
末梢冷感は、手足など四肢末端が冷たく感じられる、または触診で冷たい状態である。寒冷曝露のほか、心拍出量低下、ショック、末梢動脈疾患、自律神経異常などで生じる。
樽状胸郭は、胸郭の前後径が増大し、側面から丸みを帯びた樽状に見える形態所見である。肺気腫を中心とする慢性肺過膨張で典型的だが、加齢や体格でもみられるため、単独ではCOPDを確定できない。
湿性咳嗽は、気道分泌物を伴い、喀痰の排出を目的として生じる咳嗽である。肺炎、急性・慢性気管支炎、気管支拡張症、COPD、肺水腫などでみられる。
胸膜摩擦音は、炎症で粗造化した臓側胸膜と壁側胸膜が呼吸運動に伴って擦れ合うことで生じる、きしむような非楽音性副雑音である。胸膜炎、肺炎、肺梗塞、悪性腫瘍などでみられ、胸膜痛を伴うことが多い。
起坐呼吸は、仰臥位になると呼吸困難が増悪し、上半身を起こす、座る、複数の枕を使用すると軽快する症状である。左心不全で典型的だが、重症肺疾患、横隔膜機能低下などでもみられる。
起立性低血圧は、臥位または座位から立位へ移った際に血圧が持続的に低下する身体所見である。めまい、眼前暗黒感、脱力、失神、転倒を生じ、高齢者、自律神経障害、脱水、薬剤使用者で重要となる。
間欠性跛行は、歩行など一定の運動により下肢筋の痛み、締め付け、疲労感が出現し、休息により軽快する症状である。末梢動脈疾患による血管性跛行が代表的だが、腰部脊柱管狭窄症による神経性跛行との鑑別が重要となる。
非圧痕性浮腫は、腫脹部を圧迫しても明らかな陥凹が残りにくい浮腫である。リンパ浮腫、粘液水腫、進行した慢性浮腫などでみられる。
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