下垂体から分泌されるTSHを測り、甲状腺の調節系をFT4などと合わせて評価します。
血液検査
測定法、施設、年齢や妊娠などの条件で異なります。報告書の基準範囲と対象集団を確認し、共通の一つの数値をすべての状況へ適用しません。
甲状腺機能亢進・低下の評価と、病態に応じた治療経過の確認に用います。TSHが正常範囲なら全例で甲状腺機能が正常とは限らず、中枢性の病態や薬剤、測定への影響を考えます。
FT4高値・TSH低値では、甲状腺中毒症を考え原因を調べます。バセドウ病のような合成亢進と、破壊性甲状腺炎による漏出は区別します。FT4低値・TSH高値は原発性甲状腺機能低下を支持します。FT4低値でTSHが低値~基準範囲内の場合は中枢性などを考えます。TSHとFT4の組み合わせが不自然なら、服薬、採血条件、非甲状腺疾患、測定干渉などを確認します。
治療初期にはFT4・FT3の改善にTSHの回復が遅れることがあり、TSH低値だけで治療不足と決めません。ビオチンなどの影響は測定系に依存するため、サプリメントを含む情報を共有します。関連:甲状腺検査の組み合わせ。
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