貧血症状は、血液の酸素運搬能低下により生じる全身症状の総称である。易疲労感、息切れ、動悸、めまい、頭痛などを呈する。
症状
ヘモグロビン低下により組織への酸素供給が減少し、心拍数増加、心拍出量増加、呼吸促進などの代償反応が起こる。発症が急なほど症状は強く、慢性ではある程度適応する。
息切れ、動悸、めまい、失神、月経過多、黒色便、食事歴を確認する。結膜蒼白、頻脈、収縮期雑音、黄疸、爪の変化を評価し、血算、網赤血球、鉄関連検査を行う。
鉄欠乏では匙状爪や異食症、溶血では黄疸や脾腫、巨赤芽球性貧血では舌炎や神経症状を伴う。心肺疾患でも息切れや動悸を生じるため、血算で確認する。
胸痛、失神、安静時呼吸困難、低血圧、急速な出血、著明な頻脈を伴う場合は重症貧血や活動性出血を疑い、緊急評価する。
貧血症状はヘモグロビン値だけでなく発症速度に左右される。鉄欠乏性貧血は小球性、ビタミンB12欠乏は大球性と神経症状、溶血性貧血は黄疸と網赤血球増加を示す。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。