蛋白質代謝で生じ、主に腎臓から排泄される尿素中の窒素量を測定し、腎機能、脱水、蛋白異化を評価する。
血液検査
成人では概ね8〜20 mg/dLが代表的な基準範囲である。食事、年齢、体液量、肝機能、施設によって異なる。
血清または血漿中の尿素窒素を測定し、腎排泄機能、循環血液量、蛋白摂取・異化、消化管出血などを評価する。クレアチニンと併せて腎前性、腎性、腎後性病態の鑑別を補助する。
高値は腎機能低下、脱水、心不全、消化管出血、高蛋白食、感染やステロイドによる異化亢進などでみられる。低値は重症肝障害、低蛋白摂取、妊娠、過剰輸液などでみられる。BUN単独ではGFRを正確に反映しない。
BUNは腎機能以外に蛋白摂取、異化、消化管出血、体液量の影響を受ける。腎前性腎障害では尿細管での尿素再吸収が増え、BUNがクレアチニンより上昇しやすい。上部消化管出血でも高値となる。重症肝障害では尿素合成低下により低値となり得る。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。