赤血球1個に含まれる平均ヘモグロビン量を示す赤血球指数で、MCVやMCHCとともに貧血の形態評価に用いる。
血液検査
成人では概ね27〜34 pgが代表的な目安である。施設、測定機器、年齢によって異なる。
ヘモグロビン濃度を赤血球数で除して、赤血球1個あたりの平均ヘモグロビン量を算出する。貧血の形態分類を補助し、特に小球性・低色素性変化の評価に用いる。
低値は鉄欠乏性貧血やサラセミアなど、小球性・低色素性貧血でみられる。高値は大球性変化に伴って上昇することがあるが、赤血球内ヘモグロビン濃度を直接示す指標ではない。MCVとの相関が強く、単独で原因診断はできない。
MCHは赤血球1個あたりのヘモグロビン量で、単位はpgである。小球性貧血ではMCVとともに低下しやすい。MCHCは赤血球容積あたりの濃度を示すため、両者を混同しない。貧血の初期分類ではMCH単独よりMCVを中心に用いる。
医学部生・医療系学生による編集チーム。CBT・国家試験対策・学習効率化に関する実体験と医学教育知見に基づいた情報を発信。
都内私立大学医学部卒業。現在は都内基幹病院にて初期研修中。学生時代はCBT・国試対策に注力し、学習法に関する情報発信にも関心を持つ。