「呼吸器」の科目に関連する10件の病原体を一覧で確認できます。学習範囲を絞って復習できます。
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Legionella pneumophilaは給湯設備、循環式浴槽、冷却塔などの人工水環境で増殖し、汚染エアロゾルの吸入によって重症肺炎を起こす細胞内寄生性グラム陰性桿菌である。温泉・入浴施設利用歴、低ナトリウム血症、下痢は診断の手がかりとなる。([厚生労働省][10])
水・土壌に存在する迅速発育性非結核性抗酸菌で、気管支拡張症や嚢胞性線維症の難治性肺感染、医療処置後の皮膚軟部組織感染を起こす。誘導性マクロライド耐性の評価が治療を左右する。
西アフリカを中心にヒト結核を起こす結核菌群の抗酸菌で、感染経路、臨床像、診療原則は結核菌に近い。渡航歴・出身地域を確認し、分子学的菌種同定と薬剤感受性検査を行う。
水や土壌に生息する非結核性抗酸菌群で、気管支拡張症を背景とした慢性肺疾患や、進行HIV感染症での播種性感染を起こす。環境由来のため、培養陽性だけで肺MAC症とは診断しない。
水環境に存在する遅発育性非結核性抗酸菌で、上肺野空洞を伴う結核類似の慢性肺疾患を起こす。病原性が比較的高く、呼吸器検体から反復分離された場合は臨床的意義を慎重に評価する。
インフルエンザ菌は鼻咽頭に定着する多形性グラム陰性球桿菌で、無莢膜株は中耳炎やCOPD増悪、莢膜b型は髄膜炎や急性喉頭蓋炎などの侵襲性感染を起こす。ウイルス性インフルエンザとは別の病原体である。([病気予防管理センター][5])
土壌に生息する好気性の分岐状グラム陽性桿菌で、細胞性免疫低下患者に肺感染、脳膿瘍、播種性感染を起こす。弱抗酸性と遅い培養発育が診断の手がかりとなる。
百日咳菌はヒトの気道上皮に付着し、百日咳毒素などによって長期間続く発作性咳嗽、吸気性笛声、咳込み後嘔吐を起こす小型グラム陰性球桿菌である。乳児では咳が乏しく、無呼吸やチアノーゼのみのことがある。([病気予防管理センター][7])
飛沫核で伝播し、肺胞マクロファージ内で生存して肉芽腫と潜伏感染を形成する抗酸菌である。喀痰塗抹、核酸検査、培養で活動性結核を診断し、複数薬剤を長期間併用する。
莢膜をもつα溶血性のグラム陽性双球菌で、市中肺炎、中耳炎、髄膜炎、菌血症を起こす。尿中抗原、培養、髄液検査を使い分け、耐性と感染部位を考慮して治療する。
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