「公衆衛生」の科目に関連する15件の病原体を一覧で確認できます。学習範囲を絞って復習できます。
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咽頭・皮膚に感染するA群β溶血性レンサ球菌で、咽頭炎、猩紅熱、膿痂疹、壊死性筋膜炎を起こす。感染後には急性糸球体腎炎やリウマチ熱が生じうるため、早期診断と適切な治療が重要である。
Legionella pneumophilaは給湯設備、循環式浴槽、冷却塔などの人工水環境で増殖し、汚染エアロゾルの吸入によって重症肺炎を起こす細胞内寄生性グラム陰性桿菌である。温泉・入浴施設利用歴、低ナトリウム血症、下痢は診断の手がかりとなる。([厚生労働省][10])
西アフリカを中心にヒト結核を起こす結核菌群の抗酸菌で、感染経路、臨床像、診療原則は結核菌に近い。渡航歴・出身地域を確認し、分子学的菌種同定と薬剤感受性検査を行う。
Salmonella Typhimuriumは家畜、家禽、げっ歯類、爬虫類など幅広い動物を宿主とする非チフス性サルモネラで、食中毒、菌血症、局所感染を起こす。多剤耐性系統の拡大にも注意が必要である。
毒素産生株が咽頭に偽膜を形成し、心筋障害や末梢神経障害を起こすグラム陽性桿菌である。臨床的に疑った段階で抗毒素と抗菌薬を開始し、飛沫・接触予防策と行政対応を行う。
環境や食品に広く存在する芽胞形成性グラム陽性桿菌で、嘔吐型・下痢型食中毒を起こす。多くは支持療法で軽快するが、眼内炎や菌血症などの侵襲性感染では培養と感受性に基づく治療が必要である。
バンコマイシンへの感受性が低下したVISAまたは高度耐性を示すVRSAで、長期抗MRSA薬投与や医療曝露と関連する。MICを正確に確認し、専門家と連携して代替薬と感染源制御を行う。
芽胞を形成する偏性嫌気性桿菌で、食品中または腸管・創部で産生された神経毒により脳神経麻痺から下降性弛緩性麻痺を起こす。疑った時点で抗毒素を手配し、呼吸管理を開始する。
mecAまたはmecCにより多くのβラクタム系抗菌薬へ耐性を示す黄色ブドウ球菌で、医療関連感染と市中感染の双方を起こす。保菌と感染を区別し、感染部位と感受性に基づき治療する。
芽胞を形成する大型グラム陽性桿菌で、感染動物や動物製品、土壌中の芽胞から皮膚炭疽、吸入炭疽、消化管炭疽を起こす。疑った時点で検査室・保健当局と連携し、曝露後予防を含めて対応する。
百日咳菌はヒトの気道上皮に付着し、百日咳毒素などによって長期間続く発作性咳嗽、吸気性笛声、咳込み後嘔吐を起こす小型グラム陰性球桿菌である。乳児では咳が乏しく、無呼吸やチアノーゼのみのことがある。([病気予防管理センター][7])
土壌中の芽胞が創傷から侵入し、嫌気環境で産生された神経毒により開口障害、筋強直、全身性痙攣を起こす。診断は臨床的に行い、抗毒素、創処置、抗菌薬、呼吸循環管理を組み合わせる。
飛沫核で伝播し、肺胞マクロファージ内で生存して肉芽腫と潜伏感染を形成する抗酸菌である。喀痰塗抹、核酸検査、培養で活動性結核を診断し、複数薬剤を長期間併用する。
莢膜をもつα溶血性のグラム陽性双球菌で、市中肺炎、中耳炎、髄膜炎、菌血症を起こす。尿中抗原、培養、髄液検査を使い分け、耐性と感染部位を考慮して治療する。
髄膜炎菌は鼻咽頭に保菌され、飛沫や唾液を介する濃厚接触で伝播する莢膜保有グラム陰性双球菌である。髄膜炎や電撃性菌血症を急速に起こすため、疑った時点で抗菌薬を開始し、濃厚接触者への予防投与を行う。([病気予防管理センター][3])
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