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大腸菌はヒトや動物の腸管に常在するグラム陰性桿菌で、多くの株は無害だが、病原性遺伝子を獲得した株は下痢、尿路感染症、菌血症、腹腔内感染、新生児髄膜炎を起こす。感染部位と病原型を区別して診断する必要がある。([病気予防管理センター][13])
尿路病原性大腸菌は腸管由来の腸管外病原性大腸菌で、尿道から上行して膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎、尿路性敗血症を起こす。単純性尿路感染症で最も重要な原因菌である。
淋菌はヒトの尿道、子宮頸管、直腸、咽頭、結膜に感染するグラム陰性双球菌で、淋菌性尿道炎、子宮頸管炎、骨盤内炎症性疾患を起こす。無症候感染と薬剤耐性が多く、核酸増幅検査による診断と適切な治療後のパートナー対応が重要である。([世界保健機関][1])
若年女性の単純性膀胱炎を起こす代表的なコアグラーゼ陰性ブドウ球菌で、会陰部や消化管に保菌される。尿培養で検出し、表皮ブドウ球菌との鑑別にはノボビオシン耐性が有用である。
軟性下疳菌は疼痛を伴う不整形の性器潰瘍と有痛性化膿性鼠径リンパ節腫脹を起こすグラム陰性球桿菌である。国内ではまれだが、流行地域への渡航歴がある性器潰瘍では梅毒や性器ヘルペスとともに鑑別する。([病気予防管理センター][6])
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