低ナトリウム血症に関連する疾患を4件掲載。概要・科目・更新日を確認しながら、国家試験・臨床実習・復習に使える疾患知識を効率よく整理できます。
レジオネラ肺炎は、温泉や24時間風呂、空調の冷却塔などの水系設備から発生するエアロゾルを吸入することで感染する、重症化しやすい非定型肺炎である。高熱に不釣り合いな「相対的徐脈」と、消化器・神経症状、および「低ナトリウム血症」を伴うのが特徴である。
自己免疫性脳炎は、神経細胞の表面抗原等に対する自己抗体が原因で生じる急性〜亜急性の脳炎である。抗LGI1抗体脳炎は顔・上肢の短いジストニア発作(FBDS)や低ナトリウム血症を伴い、抗CASPR2抗体脳炎は末梢神経過興奮を伴うMorvan症候群などを呈する。
低ナトリウム血症は、血清Na濃度が135mEq/L未満の状態であり、主に体内の「水過剰」によって相対的にNaが希釈されることで生じる。細胞内浮腫による中枢神経症状(意識障害など)をきたし、急速な補正は浸透圧性脱髄症候群(ODS)という致死的な医原性合併症を招くため厳重な管理が必要である。