経過観察に関連する疾患を4件掲載。概要・科目・更新日を確認しながら、国家試験・臨床実習・復習に使える疾患知識を効率よく整理できます。
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慢性リンパ性白血病は、形態的に成熟した小型のBリンパ球が異常増殖し、末梢血や骨髄、リンパ節に蓄積する低悪性度の血液腫瘍。欧米の白血病では最多だが、日本人には極めて稀である。進行が非常に緩徐であり、無症状の場合は治療を行わず経過観察される。
MGUS(エムガス)は、血液中にM蛋白(単クローン性免疫グロブリン)が存在するものの、臓器障害や明らかな腫瘍の増殖を伴わない無症候性の状態。多発性骨髄腫(MM)の前段階にあたり、高齢者に多く見られる。
無痛性甲状腺炎は、自己免疫異常(主に橋本病がベース)により甲状腺濾胞が無症候性に破壊され、蓄積されていたホルモンが血中に漏れ出すことで一過性の甲状腺中毒症を来す疾患である。CBTや医師国家試験では、亜急性甲状腺炎(痛みあり・炎症反応あり)やバセドウ病(ヨード取り込み亢進)との鑑別、および「経過観察・β遮断薬」という治療方針が毎年問われる超頻出疾患である。
新生児一過性多呼吸(TTN)は、胎児期の肺液の吸収遅延により、出生直後から一過性の多呼吸などの呼吸障害をきたす良性の疾患である。正期産児や予定帝王切開児に多い。CBTや医師国家試験では、RDSとの鑑別や、数日で自然軽快するため酸素投与による「経過観察」が正解となる点が頻出である。