予後良好に関連する疾患を5件掲載。概要・科目・更新日を確認しながら、国家試験・臨床実習・復習に使える疾患知識を効率よく整理できます。
Rotor症候群は、肝細胞から毛細胆管へのビリルビン排泄機能が先天的に障害されることで生じる体質性黄疸である。直接ビリルビン優位の黄疸を呈するが、肝臓への黒色色素沈着はなく、予後は良好で治療を必要としない。
ウイルス性髄膜炎は、髄膜炎の中で最も頻度が高く、多くはエンテロウイルスなどの感染により生じる。細菌性と比較して予後は良好で、髄液検査で「リンパ球増多」と「糖が正常」に保たれる点が最大の特徴である。
PFAPA症候群は、5歳未満の乳幼児期に発症し、規則正しい周期的な発熱、アフタ性口内炎、咽頭炎、頸部リンパ節炎を繰り返す自己炎症性疾患である。成長とともに自然寛解することが多く、発作時のステロイド頓服が劇的に効くのが特徴。
急性硬膜外血腫は、頭蓋骨骨折に伴う中硬膜動脈などの破裂により、頭蓋骨と硬膜の間に血腫が形成される病態である。意識清明期(lucid interval)の後に急激な意識障害をきたすのが特徴で、CTで凸レンズ型の高吸収域を示す。脳挫傷を伴わないことが多く、迅速な血腫除去により予後良好となる。